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東京五輪聖火本県からリレー 2020年3月26日出発、復興を重視

 二〇二〇年東京五輪の聖火リレーは本県を同年三月二十六日にスタートすることが十二日、決まった。大会組織委員会などは「復興五輪」の理念を踏まえ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で甚大な被害を受けた本県を出発点とするのがふさわしいと判断した。県内ルート案は県が八月にも設ける実行委員会が策定する。復興状況を世界に発信するため浜通り、中通り、会津の広い範囲を通過するよう検討する。
 大会組織委、東京都、政府など大会準備に関わる組織のトップを集めた調整会議で了承された。
 県によると、一九六四(昭和三十九)年の東京五輪では三日間で国見町から西郷村まで中通りの七十一区間百十八キロを縦断した。しかし、ロンドンやリオデジャネイロなど近年の五輪の聖火リレーは一日当たり六~七区間に設定されている。一区間の距離は二キロで、十人が二百メートルずつ聖火をつないでおり、これらの事例を参考にルート案を策定する。各区間は連続していなくてもよいため、例えば聖火を浜通りから会津地方に車で運ぶなどし、できるだけ多くの市町村をリレー区間に含める。時間帯は午前九時から午後六時までを基本に検討する方針だ。
 初日のスタート地点と三日間それぞれの最終地点でセレモニーを催す計画。郷土芸能の発表や地元ゆかりの著名人のパネルディスカッションなども想定している。
 ルートを選考する実行委は県をはじめ県警、消防、市町村などで構成する。複数のルート案を議論し、年内に絞り込む。大会組織委が各都道府県の案を取りまとめ、国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得た上で来年の春から夏にかけて公表する。聖火ランナーはルート決定後、実行委が公募などで決める。
 一九六四年東京五輪と同じ沖縄県を出発点とする案もあったが、組織委は本県が被災地の中でも避難生活を送る人が多い点などを挙げ「困難を乗り越える力や不屈の精神を全国に受け継いでいく聖火リレーにしたい」と説明した。

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