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ピンク色の応援団(7月24日)

 二〇二〇年八月から九月にかけて開催される東京パラリンピックの大会マスコットの名前が、「ソメイティ」に決まった。ピンクと白、二色の体は桜をイメージする。超能力を持ち、石や風と意思を通じ合うことができる。
 ピンクといえば、サッカーJ3・福島ユナイテッドFCの海外遠征チームが思い浮かぶ。八月にタイを訪れ、現地プロチームと国際親善試合を行う。夏季限定のピンク色ユニホームでプレーする。福島産の桃のおいしさと安全性を人々の視覚に訴える。
 遠征は県が検討していた風評払拭[ふっしょく]を応援しようと、チームが手を挙げた。三月にバンコクで開催予定だったヒラメフェアが、現地消費者団体の反発で中止となった経緯がある。ピッチを躍動する鮮やかな色のユニホームは、タイのサッカーファンの目に焼き付くに違いない。
 ソメイティの名前は英語の「so mighty(とても力強い)」にもちなむ。子どもたちの「ワクワク」をエネルギーに誕生した。ユナイテッドイレブンとソメイティ。両者は、いわば「ピンク色の応援団」となる。風評と闘う生産者と、障害を乗り越えて限界と記録に挑戦するアスリートたちの背中を押す。

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