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牛肉で夏バテ解消(7月28日)

 白河市の六十代後半にさしかかる会社役員の男性は、奥さんと一緒にほぼ毎朝、牛ステーキを食べる。「体力維持に加え、夏バテ予防に最適」との思いを持つ。
 牛肉には筋肉や臓器を作るタンパク質が多い。赤身は鉄分が豊富で貧血の予防になるという。疲労回復に役立つビタミンも含む。定番の焼き肉、しゃぶしゃぶ、すき焼き…。さまざまな食べ方がある。スーパーにはモモやヒレ、ハツ、レバーが並び、選択に困らない。
 値札のシールに十桁の番号が印刷されている。西郷村にある独立行政法人家畜改良センターのホームページを開いて番号を入力する。個体識別用の数字で、肉牛の出生年月日、雄か雌か、出生地や育成地がすぐに分かる。センターは放射性セシウムを吸収しにくい牧草の研究や、肉の遺伝子を解析する仕事も受け持つ。安全、安心、効率的な生産を陰で支える。
 牛は餌を胃の中で発酵させるため体温が上昇しやすく暑さに弱い。センターは約三百頭を飼育する。牛舎に扇風機を付けて風通しを良くし、水分をしっかり取るよう見守る。人間の熱中症対策と大差はない。食べ過ぎは良くないが、猛暑は牛肉をいただいて乗り切ろう。

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