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ペルセウス座流星群(8月12日)

 今夜からあす十三日未明にかけてペルセウス座流星群が星空の主役となる。観測する絶好の機会が訪れた。十一日が新月で、月明かりの影響が少ない。国立天文台によると、最も多い時には一時間に四十個の流れ星と出合える。
 一月のしぶんぎ座、十二月のふたご座とともに三大流星群の一つに挙げられる。ほかと異なり、夏休みやお盆の時期で寒くなく、夜遅くまで観測がしやすい。光の害を受けにくい場所へ、すぐに移動できる。専門家はもちろん、子どもたちにとっても楽しみな真夏の一夜になる。
 今年はもう一つ天文ショーが繰り広げられている。火星が十五年ぶりに地球に大接近した。最も近づいたのは七月三十一日だったが、観察には今が適している。八月中は天体望遠鏡でも円盤状の姿を確かめられる。見える時間帯も早くなった。
 磐梯吾妻スカイラインの途中にある福島市の浄土平は標高約千六百メートルにあり、観測場に適している。天文台もある。誰でも利用できる公共の天文台としては、日本一の高さに位置する。全国の愛好家は、憧れの地と仰ぐ。今夜も多くの人がこの地に集う。満天を見上げながら、次々と現れる流れ星に願いを込めて。

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