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県産桃の輸出好調 インドネシア向け 前年比7倍10トン視野

 インドネシアへの二〇一八(平成三十)年産県産桃の輸出量が前年(一・五トン)の約七倍の十トン程度に増える見通しとなった。「あかつき」などが好評で全農県本部と輸出入業者の取引がシーズン序盤の八月中旬までに約三トンに達した。県は現状で四十八トンの県産桃全体の年間輸出量を二〇二〇年度までに百トンに倍増させる計画で、東南アジアで最多の人口を有し、日本の他産地も注目する同国での競争力強化を目指す。
 インドネシアへの県産桃の輸出は二〇一四年度に始まった。初年の〇・三トンから取引量を増やし、四年目の二〇一七年度には当初の五倍の一・五トンまで拡大した。県や全農県本部は販売の堅調なインドネシアを二〇一七年度桃輸出量が最多のタイ(三十一トン)、二位のマレーシア(十五トン)に続く海外市場と位置づけ、今夏からプロモーションを本格化。首都ジャカルタの量販店やショッピングモールなど取扱店を前年の二倍の二十四店に増やし十八、十九の両日は現地のイオンモールで試食販売会を繰り広げた。
 県によると、県産桃「あかつき」や「まどか」は現地で一個約五百円で売られている。一人当たり名目国内総生産(GDP)が日本の十分の一程度の同国では高級品だが、甘さや食感が支持され、二日分の予定量を一日で売り切る店が出るなど引き合いが強い。「川中島」など晩生種の輸出は九月中旬まで続く見通しのため、県は十トンの大台に乗る可能性が高いとみている。
 インドネシアは約二億五千万人の人口を抱える上、経済発展を背景に中間・富裕層の消費意欲も高まっている。同国への県産桃は全て空輸されているが県は空路に比べ輸送費を抑えられ、品質を保てる「CAコンテナ」による船便の導入も検討している。山梨県など県外の果物産地からも成長市場として着目されている状況を踏まえ、「福島の桃」の競争力を高めたい考えだ。
 県県産品振興戦略課は「桃への高い評価を足掛かりに、ナシやリンゴなどの他の果物の浸透も目指したい」としている。

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