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11月開始は困難 第一原発3号機核燃料取り出し作業

 東京電力は六日、福島第一原発3号機使用済み核燃料プールからの核燃料取り出しについて、予定していた十一月の作業開始は困難との見通しを示した。遠隔操作のクレーンと燃料取扱機でトラブルが相次ぎ、一部の不具合は原因が究明できていない状況を踏まえた。九月中にも新たな取り出し時期を示す方針。
 東電福島第一廃炉推進カンパニーの小野明最高責任者は記者会見で「実際に作業が始まってから大きなトラブルが起きては困る。一度立ち止まり、安全に進めたい」と説明した。どの程度遅れるかは精査するとした。
 八月に起きた燃料取扱機トラブルの調査では、防水仕様のケーブルの接続部分に雨水が入り、内部が腐食して破断したのが原因とみられるとの調査結果も明らかにした。遠隔操作システムは東電が東芝に発注、同社の経営危機を招いた元子会社の米原発大手ウェスチングハウス・エレクトリックが開発した。東電は部品やケーブルの健全性の確認作業を進める。
 3号機では、プール内に五百六十六体の核燃料が保管されている。東電は放射性物質の飛散を防ぐ屋根カバーを設置し、内部に燃料取扱機や輸送容器に移すクレーンを整備した。三月から試運転をしていたが、五月にクレーンの制御盤がショートするトラブルが起きた。八月にもクレーンの試運転中に警報が鳴って自動停止したが、原因は分かっていない。

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