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新理事長に斎藤氏(IHI会長) イノベ推進機構が理事会

 一般財団法人イノベーション・コースト構想推進機構は七日、福島市のザ・セレクトン福島で理事会を開き、新設する理事長に総合重工業メーカーのIHI(本社・東京都)の斎藤保会長(66)を選任した。
 伊藤泰夫事務局長を専務理事、大山健太郎氏(アイリスグループ会長)、清野智氏(国際観光振興機構理事長)、瀬谷俊雄氏(東邦銀行相談役)、蛭田史郎氏(旭化成相談役)を参与に選任した。就任はいずれも十月一日付。
 斎藤氏は七日、県庁に内堀雅雄知事を訪問し、理事長としての意欲を語った。

 斎藤氏は七日、就任あいさつのため福島民報社を訪れ、高橋雅行社長と懇談した。伊藤事務局長、IHIの森勉東北支社長らが一緒に訪れた。

■「県内企業の情報発信」 イノベ推進機構理事長に就く 斎藤保氏に聞く

 福島イノベーション・コースト構想推進機構の理事長に就く斎藤保氏(66)=IHI会長=は七日、福島民報社のインタビューに応じた。浜通りや県内に新たな産業を集積する決意を語った。

 −抱負を。

 「相馬市に工場を置くIHIの経営者として構想を外から支えてきた。より深く関わることになる。県内には世界でもオンリーワンの技術を持つ企業が存在するが、十分に知られていない面もある。国内外への情報発信や人材育成に力を入れたい」

 −構想には「魅力や成果が見えにくい」との指摘もある。新産業を生み、地域を支えるには何が必要か。
 「イノベーションを実現する鍵の一つは多様性だ。市町村などの求めに対し、知的財産を持つ高等教育機関や大企業、中小企業などが一緒に取り組むシステムを作り上げ、新たな物事が起きる雰囲気を生みたい。新たな理事には多彩な顔ぶれがそろった。活発に議論してアイデアを出し合いたい」

 −理事長職を引き受けた理由は。

 「東日本大震災が一番の引き金だ。相馬工場が操業停止から立ち直った後も、変わり果てた松川浦の風景に心を痛めていた。相馬工場に長年携わった経験や隣県出身という縁もあり、復興のお役に立ちたいと考えていた」

 さいとう・たもつ 山形市出身。東大工学部卒。1975(昭和50)年に旧石川島播磨重工業に入社。航空宇宙事業に長年携わり、相馬市の相馬工場の開設に尽力した。副社長などを経て2012(平成24)年に社長兼最高経営執行責任者、2016年から会長。

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