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人手、財源確保に対応 新・尾瀬ビジョンまとめる

 尾瀬国立公園の保全と周辺地域の発展に向け、環境省など関係省庁、福島、群馬、新潟、栃木の四県、市町村や関係団体などは施設の維持・管理に向けた人手や財源の確保、利用者の誘客、湿原の動植物の保護の三分野で新たな課題への対応に取り組む。十日に檜枝岐村で開いた尾瀬国立公園協議会で、取り組みの指針となる新・尾瀬ビジョンをまとめた。
 新・尾瀬ビジョンの概要は【表】の通り。「みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ」をテーマとし、社会情勢や自然環境の変化への対応策をまとめた。関係機関は木道などの施設が老朽化する中、不足している補修の財源や人手を確保する。利用者や企業に対して寄付を呼び掛けるとともに、サポーターとして携わることができるようにする。新たな利用者負担の在り方も検討する。
 生態系を維持するため、動植物の個体数の変化などを確認するモニタリングシステムを作る。外来植物やイノシシなどの侵入防止や景観維持などの方策も打ち出す。利用客の増加に向けては、新しい尾瀬の楽しみ方の検討などを柱とした。冬季も含めた通年での利用に向けたルール作りなどを進める。
 新ビジョンに基づき、同協議会をつくる行政や観光、自然保護などの関係団体は個別の指針や計画などを見直すとともに、取り組みや予算確保を進める。
 二〇一八(平成三十)年度の尾瀬サミットは十日、檜枝岐村で開幕し、出席者が尾瀬総合学術調査の概要について理解を深めた。最終日の十一日は新・尾瀬ビジョンについて意見を交わす。

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