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大野氏に野口医学賞 腸内細菌や「M細胞」研究

 細菌学や免疫学分野における世界的功績をたたえる第六十一回野口英世記念医学賞に理化学研究所(理研)生命医科学研究センターチームリーダーで医学博士の大野博司氏(59)が選ばれた。主催する野口英世記念会が十三日、発表した。
 大野氏の研究課題は「宿主-腸内細菌相互作用の総合的理解に関する研究」。腸内細菌を腸管免疫系に伝える「M細胞」の研究に分子生物学的手法で挑み、菌やウイルスなどの異物を取り込むM細胞の表面マーカー(指標)として「GP2」を同定した。研究で作製したGP2抗体はM細胞の解析ツールとして国内外の研究に貢献している。細菌学や細胞生物学、免疫学などを組み合わせ、腸内細菌が人体に与える影響や、細菌の働きを抑える人体の仕組みを解明する取り組みが評価された。
 大野氏は東京都出身、千葉市在住。千葉大医学部卒、同大大学院医学研究科博士課程修了。千葉大医学部助教授、金沢大がん研究所教授などを経て、理研では免疫・アレルギー科学総合研究センターチームリーダー、統合生命医科学研究センターグループディレクターなどを歴任した。
 授賞式は十一月三日午後二時から、猪苗代町の野口英世至誠館で行われる。

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