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新たな絆永遠に 会津若松市記念式典

 会津若松市の會津風雅堂で二十二日行われた市戊辰百五十周年記念式典には、戊辰戦争で会津と歩みを共にした地域の関係者が全国各地から集った。戊辰戦争時に西軍(新政府軍)と戦った奥羽越列藩同盟を踏まえ、棚倉、仙台両藩があった市町の関係者は二十三日の会津藩公行列に初めて参加する。百五十周年を機に新たな絆も生まれる中、出席者は先人に思いをはせながら末永い交流を誓い合った。
 「新たな道筋を語り合い、未来に向かって共に歩みたい」。二十二日に行われた記念式典終了後、全国各地の関係者が集う「ゆかりの地交流会」が会津若松市の会津若松ワシントンホテルで催された。室井照平市長が出席者に交流促進を呼び掛けた。
 宮城県在住の会津地方出身者らでつくるみやぎ会津会の山浦正井副会長(68)は記念式典、交流会に出席。「会津をはじめ戊辰戦争に関わった地域とのつながりは脈々と続いている。関係を今後一層大切にしたい」と室井市長の言葉に感動した様子で語った。
 「仙台からすに十六ささげ なけりゃ官軍高枕」と歌われるほど仙台藩のからす組と棚倉藩の十六ささげ隊は戊辰戦争で西軍に恐れられた。
 棚倉藩があった棚倉町の湯座一平町長(57)は「人の交流をはじめ文化的にも経済的にも各地域と関わっていきたい。互いに発展するきっかけになる」と述べた。
 奥羽越列藩同盟の関係以外にも県外から多くの人が参加した。西南戦争で勇名をはせ、「鬼官兵衛」として恐れられた元会津藩家老佐川官兵衛を顕彰している熊本県の熊本佐川官兵衛顕彰会からは会員の沢田健二さん(69)が訪れた。
 沢田さんは熊本市の自宅に会津藩の旗を立ててPRしているという。「会津とともに官兵衛の顕彰活動を活発化させたい」と誓った。
 会津若松市の姉妹都市である青森県むつ市からも関係者が駆け付けた。戊辰戦争後に旧会津藩士らがつくった斗南(となみ)藩があった地。旧会津藩士の子孫らでつくる斗南会津会から山本源八会長(74)が出席した。
 会津地方出身らでつくる会津会が全国各地にあると指摘し、「いつか全国の会津会関係者らで意見交換するサミットを実現したい」と一層の交流促進に向けて前向きに提案した。

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戊辰150周年を機に一層の交流を誓う(右から)山浦さん、山本さん、室井市長、沢田さん、湯座町長
戊辰150周年を機に一層の交流を誓う(右から)山浦さん、山本さん、室井市長、沢田さん、湯座町長

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