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県内外でロボット技術者育成 NEDO年内にも南相馬の試験施設活用

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は南相馬市の福島ロボットテストフィールドを活用したロボットを開発する人材の育成事業を年内にも始める。二〇二〇年度までの三カ年で橋やダムなどのインフラ点検や災害対応分野のロボットを扱う技術者を養成するとともに、テストフィールドの中心的な利用層を開拓する。

 事業ではロボット開発メーカーやインフラを管理する自治体の関係者らを対象に、県内や三大都市圏などでセミナーを開く。二〇一九年度以降はテストフィールドでの実験を盛り込んだ専門的・継続的な講座を開設。NEDOと経済産業省が策定した各種ロボットの性能評価基準や試験方法、試験研究拠点としてのテストフィールドの有用性を理解してもらう。講習回数や受講費用などを詰めた上で、希望者を募る。
 講座と並行して、受講者とロボット産業参入を目指す地元企業のマッチングを目的とした交流・商談会や一般市民向けのシンポジウムも催す。受講者に講習の成果やテストフィールドの魅力を語ってもらい、利用者増や地元経済界との連携強化につなげる。
 NEDOによると、社会インフラの維持管理や更新のためのロボット関連市場は二〇三〇年に七千億円規模になるとされている。一方、テストフィールドについて地元からは「波及効果が見えにくい」「利用者確保が課題」などの指摘が出ている。
 NEDOは二〇一七(平成二十九)年にテストフィールドの利活用を巡る協定を県と結んでおり、人材育成事業はこれに基づく取り組みとなる。

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