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新たな県学力調査 埼玉県教委と連携

 県教委は二〇一九年度に始める小学四年生から中学二年生までを対象とした新たな県学力調査で埼玉県教委と連携し、学力向上につながる分析手法を導入する方針を固めた。年内にも埼玉県教委と連携協定を結ぶ。本県の約八万人と埼玉県の約三十万人の児童生徒のデータを蓄積した上で個々の教員の授業内容や指導方法を改善し、児童生徒の学力アップを実現させる。

 福島県教委の新たな県学力調査は国語と算数・数学の二科目で、埼玉県教委と共通の問題を用いる。埼玉県教委は個人の学力の伸びを把握する目的で、二〇一五(平成二十七)年度に全国に先駆けて小学四年生から中学三年生までの全学年を対象とした独自の学力調査を導入した。これまでに四回実施し、結果を分析した上で、効果的な指導方法について研究を進めている。福島県教委は学力調査を有効活用するため、分析手法などのノウハウを持つ埼玉県教委に連携を働き掛けた。両県教委は協定を結び、来年四月から共同の学力調査を実施する計画だ。
 調査対象となる両県の約三十八万人分の成績データを活用できるため、児童生徒の学力の推移と教育環境の関係性などについて両県の単独調査より詳細な分析が可能になる。学力が向上した学級や学校の教員の指導方法を研究し、若手教員らの授業改善につなげる。両県で効果を上げている授業を相互に視察するなど交流も深める。
 福島県教育庁義務教育課は「成績分析でより良い授業に改善し、県内全体の学力アップにつなげたい」と期待する。埼玉県教委義務教育指導課は「連携を機に両県で詳細な情報を共有し、教育を充実させたい」としている。
 文部科学省が小学六年生と中学三年生を対象に実施している全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)では、実施時点の学力の把握にとどまり、一定期間の学力の推移の分析ができない課題がある。県は二〇一九年度から導入する新たな県学力調査で個別の生徒の学力の推移を把握する。

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