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二本松の菊、菊花賞彩る 20、21日京都競馬場で展示

 競馬のG1菊花賞の大舞台に二本松市の菊の千輪咲が花を添える-。第七十九回菊花賞に合わせ二十、二十一の両日、会場の日本中央競馬会(JRA)京都競馬場に二本松市の菊が初めて展示され、十日開幕の菊人形をPRする。同市出身の田辺裕信騎手(34)の父敏勝さん(63)=同市、JA共同施設社長=が亡き友の遺志を継ぎ、京都競馬場と市を橋渡しして実現する。敏勝さんら関係者は「二本松の菊の魅力を多くの競馬ファンに伝えたい」と期待している。

■二本松出身田辺裕信騎手の父 敏勝さん橋渡し 亡き友の遺志継ぎ実現
 菊花賞当日の京都競馬場はゴール周辺やパドックに菊の花が飾られ、華やかなムードになる。敏勝さんは裕信騎手の応援で何度も足を運んだ。以前から「ここで二本松の菊人形をPRできれば」と思っていた。幼なじみで競馬仲間の斎藤栄嗣(ひでつぐ)さん(二本松市)も「菊花賞の日に京都競馬場に菊人形を飾れないかなあ」と度々口にしていた。
 斎藤さんは八月二十九日に六十二歳で死去。「ヒデちゃんの夢を実現したい」。敏勝さんは知人を通じて京都競馬場の重岡真司副場長(51)に菊の展示を打診し、三保恵一二本松市長にも直接掛け合って実現にこぎ着けた。
 京都競馬場に飾られるのは、市内の生産者が用意した高さ一メートル、幅二メートル十センチの千輪咲で、当日は黄色一色に咲き誇る五百輪余りを並べる。菊花賞前日の二十日と当日の二十一日にスタンド一階のビッグスワン側か、グランドスワン側の入り口付近に展示する予定。千輪咲とともに今年の二本松菊人形をPRする看板も設置する。重岡副場長は「今後も二本松との交流を深め、毎年展示できれば」と歓迎している。
 菊花賞では裕信騎手が有力馬に騎乗する。九月十七日に中山競馬場で行われた菊花賞トライアルのG2セントライト記念を勝ったジェネラーレウーノだ。今年の三冠レース全てでこの馬とコンビを組む。
 敏勝さんは菊花賞当日に妻夏江さん(63)とともに京都競馬場へ駆け付ける。「菊の展示をヒデちゃんに報告する。二本松の千輪咲が飾られた菊花賞で、裕信がクラシックを初制覇してくれたら、これ以上うれしいことはない」と夢見ている。
 二本松市の関係者もPR効果に期待する。二本松菊花愛好会長の遊佐美徳(みのり)さん(75)は「全国の注目を集める菊花賞に二本松の千輪咲が展示されるのは素晴らしいこと。いいPRになる。しかも二本松出身の田辺騎手が出る。うれしい限り」と喜んだ。

■二本松の菊人形国内外から注目
 近年、二本松市の菊人形は国内外から注目を集めている。九月中旬には千輪咲や「百多輪」一鉢、姫の菊人形一体がシンガポールの人気植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」に展示された。昨年十一月には、東京都の新宿御苑で開かれた「菊花壇展」に菊人形が出展された。二〇一六(平成二十八)年には東京都の浅草寺五重塔前に千輪咲が奉納された。

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京都競馬場に飾られる千輪咲が花開くのを心待ちにする田辺敏勝さん
京都競馬場に飾られる千輪咲が花開くのを心待ちにする田辺敏勝さん

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