県内ニュース

主要

  • Check

「相馬土垂」給食に サトイモ在来種

 相馬地方で栽培されていたサトイモの在来種「相馬土垂(どだれ)」が十一月、相馬市内の学校給食で活用される。味は通常のサトイモと大きく変わらないが細長い形が特徴。市内の大野村農園代表の菊地将兵さん(32)が種芋を見つけ、三年前から栽培している。二十九日は菊地さんの母校である大野小の児童が芋掘りを体験する。関係者は「伝統野菜を通じて郷土の魅力を知ってほしい」と願っている。
 相馬地方の一部農家で栽培されてきたが、二十年ほど前に栽培、出荷が途切れたとされる。菊地さんが栽培を始め毎年種芋を増やしている。後に続く若手農家も出てきた。
 市場に出回るほどの量はまだ収穫できていないが、市内の小学校九校、中学校四校の十三校分で提供する分を確保する。各校が「きりたんぽ汁」「里芋ご飯」「山形風芋煮」「みそけんちんうどん」などのメニューの具材に活用する。
 市は四月から、市内の全小中学校の給食費を無料にしたのに合わせ、野菜や魚介類など地元産食材を積極的に活用している。市教委学校教育課の渡辺義人課長は「子どもたちが郷土への愛着心を持つきっかけになれば。来年以降も継続したい」と話している。
 現在、約三十五アールの畑で栽培しており、イベントなどで提供し認知度を高める。菊地さんは「子どもたちがサトイモを食べることで伝統野菜に興味を持ってほしい。栽培する仲間が増えるきっかけにもなればいい」と話している。

カテゴリー:主要

相馬土垂の成長を見守る菊地さん
相馬土垂の成長を見守る菊地さん
相馬市の学校給食で提供が始まる相馬土垂
相馬市の学校給食で提供が始まる相馬土垂

主要

>>一覧