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星埜さん(元福島大学長)原爆体験証言 福島で収録

 広島市の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は、広島に投下された原爆で被爆した福島市の星埜惇(ほしの・あつし)さん(90)の体験をビデオにまとめる。十八日、祈念館の職員が星埜さん宅を訪れ、収録した。
 星埜さんは原爆が投下された一九四五(昭和二十)年は十七歳で広島市にある旧制広島高の一年生だった。実家のある呉市に戻るため乗っていた列車で被爆した。翌日、行方不明の友人を探すため爆心地に向かい、惨状を目にした。「本当の荒野だった。鉄筋コンクリートの建物がぽつりぽつりと残っているだけ。中心部の川は死体で埋め尽くされていた」と振り返った。
 二十二歳で福島大助手に就き、一九九二(平成四)年から三年間は学長を務めた。市内に移り住んでから六十五年余りの間、県内各地の学校や老人クラブなどで講演し、原爆の恐ろしさを訴えてきた。収録では「生きている限り、体験を語り続けていく」と語った。
 ビデオは来年四月以降、館内やホームページ上で公開される。祈念館は二〇〇三年からビデオ収録に取り組んでいる。昨年度までに全国から三百四十七人の証言を集めた。本県は星埜さんで八人目。

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広島での被爆体験を語る星埜さん
広島での被爆体験を語る星埜さん

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