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戊辰戦争当時の「庄屋日記」初公開 石川で特別展

 石川町の鈴木重謙屋敷で三十一日、特別企画展「慶應四戊辰日記-庄屋が見た戊辰戦争-」が始まった。山白石村(現浅川町)の庄屋・松浦孝右衛門が一八六八(慶応四)年一月から一年半記した日記が初公開され、戊辰戦争当時の石川地方の様子を伝えている。
 日記には戊辰戦争の足音が徐々に石川地方に近づき、住民の不安が募る様子が記されている。孝右衛門は石川地方の有力者として、新政府側の人足手配などに駆り出されていた。浅川町の城山で東軍(旧幕府軍)と西軍(新政府軍)が戦った際、近くで炊き出しをしていると「ぶんぶんと」砲弾が飛来し、死者、けが人は両軍合わせて約三十人に及んだという記述もある。
 住民の不安は一八六八(明治元)年十二月に「世直し一揆」として表面化し、孝右衛門の自宅も打ち壊しに遭った。
 町歴史民俗資料館の佐原崇彦学芸員によると、当時の石川地方を伝える資料は少ないという。佐原氏は「時代に翻弄(ほんろう)される庶民の様子が分かる貴重な資料。戊辰戦争を見つめ直すきっかけになってほしい」と話した。
 企画展は戊辰戦争から百五十年の節目にちなみ、町が主催した。来年一月七日まで。観覧無料で、時間は平日が午前十時から午後六時まで、土、日曜日、祝日が午前九時から午後五時まで。問い合わせは町公民館 電話0247(26)2566へ。

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初公開された松浦孝右衛門の「慶應四戊辰日記」
初公開された松浦孝右衛門の「慶應四戊辰日記」
日記の内容を説明する佐原氏
日記の内容を説明する佐原氏

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