県内ニュース

主要

  • Check

佐川官兵衛の足跡たどる 若松の市民訪問団 南阿蘇(熊本)で慰霊

 会津若松市民親善訪問団は九日、会津藩家老・佐川官兵衛が西南戦争で戦死した熊本県南阿蘇村を訪れ、佐川の顕彰活動を続ける村民らと交流を深めた。
 室井照平市長、目黒章三郎市議会議長、団長の小林正一市区長会長ら市民百二人は、村内の鬼官兵衛記念館を視察した。記念館を管理する熊本佐川官兵衛顕彰会の興梠二雄(こうろぎ・つぐお)会長らの出迎えを受け、南阿蘇での佐川の功績などを学んだ。熊本地震で被災し、記念館前に再建された顕彰碑前で手を合わせた。
 村内のホテルで親善交流会に臨んだ。村と顕彰会から約四十人が加わった。室井市長が「戊辰百五十周年の節目に、会津の先人が南阿蘇で大切に顕彰されていることを確認できて感激した」とあいさつした。吉良清一村長は「ひきょうな振る舞いはしないという佐川の精神は今もこの地に残っている。今後も末永く会津若松と交流したい」と歓迎した。
 団員らは一部区間で運休が続く南阿蘇鉄道に乗車するなど、熊本地震からの復興状況にも理解を深めた。
 佐川は「鬼官兵衛」と呼ばれ、戊辰戦争後に元藩士約三百人を率いて警視庁に入った。西南戦争では新政府の警視隊副指揮長を務め、熊本で戦った。戦争による略奪を封じるなど地元住民に慕われた。一八七七(明治十)年、南阿蘇村で薩摩軍の銃弾に倒れた。
 親善訪問団は毎年、市ゆかりの地に足を運び、先人らの足跡に触れている。今年は十一日までの三日間、熊本、福岡県などを回る。

カテゴリー:主要

佐川官兵衛の顕彰碑に手を合わせる訪問団員
佐川官兵衛の顕彰碑に手を合わせる訪問団員

主要

>>一覧