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葛尾復興拠点を除染 環境省 対象全6町村で着手

 環境省は二十日、東京電力福島第一原発事故に伴う葛尾村の帰還困難区域の一部で、住民が再び住めるようにする「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)の除染を始めた。これで復興拠点の計画がある双葉、大熊、浪江、富岡、飯舘、葛尾の県内六町村全てで整備に着手した。
 葛尾村の復興拠点の面積は村の帰還困難区域の約6%に当たる九十五ヘクタールほど。二〇一八(平成三十)年度は野行地区の村道落合・下野行線の全長約一キロ(〇・五ヘクタール)を除染するほか、建物十件を解体する。二十日は除染作業員が枯れ草を刈り取り、落ち葉などを除去した。村は復興拠点の避難指示解除時期を二〇二二年春に設定。解除から五年後に約八十人の居住を目標としている。環境省によると、村内の拠点区域はほとんどが農地で、土の入れ替えなどで農業再生を目指す。一方、村内の避難指示解除地域では営農再開が進んでおらず、担い手確保が課題となる。
 帰還困難区域は県内七市町村にあり、復興拠点の整備は二〇一七年十二月に双葉町で始まった。南相馬市は国の責任で帰還困難区域を除染し、市内全域の避難指示を解除するよう求めているが、復興拠点の整備は議論していない。

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葛尾村の特定復興再生拠点で除染に取り組む作業員
葛尾村の特定復興再生拠点で除染に取り組む作業員

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