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郡山の将来像に12の提言 郡山商議所

 郡山商工会議所は郡山市のまちづくりの将来像として十二の提言をまとめ、二十日発表した。この中で市中心部にある旧豊田浄水場・旧豊田貯水池跡地の市有地の有効活用を提案した。大規模な地下駐車場と、マイカーから公共交通機関に乗り換えるターミナルを整備し、「パークアンドライド」を導入、自動車に過度に依存しない交通体系への移行を中心市街地で進める構想を掲げた。
 その上で路線バス運行情報を提供する「バスロケーションシステム」導入などで既存路線バス利用を促すとともに、新たな公共交通としてモノレールや次世代型路面電車(LRT)などの整備を将来的目標に設定した。
 市有地の面積は浄水場が約二・一ヘクタール、貯水池が約八・八ヘクタールで、合わせてヨーク開成山スタジアム十三個分に当たる広大な跡地が未利用となっている。提言では、敷地の一部を幅広い用途に使える広場への活用も提案した。
 JR郡山駅の東西通路を幅を広げて造り直し、通路内で店舗展開できるようにするほか、開発が課題となっている駅東口側へのホテル・商業施設建設も盛り込んだ。世界で活躍できる人材育成に向け、中高一貫校設立も目指すとした。
 同会議所は昨年七月、若手有志をメンバーに「郡山グランドデザインProject会議」を発足。公開講座などを通して市民の意見も取り入れた。今後は提言実現に向け、来年一月に成果報告会を開くほか、ホームページで発信し、市民の幅広い議論を喚起していく。
 郡山商工会議所の滝田康雄会頭は、座長を務めた伊藤清郷副会頭らと共に記者会見に臨み、「十年後、二十年後に責任を持てる若い世代に自由な発想で議論してもらった。住みよいまちづくりをすれば、人が集まり、経済発展につながる」と語った。

■「跡地活用は決まっていない」 郡山市
 市は二〇一三(平成二十五)年に豊田浄水場を廃止したのに伴い、豊田貯水池の水を抜いた。現在、浄水場の建物の解体を進めている。跡地活用について市は「現段階では決まっていない」としている。

 ◆提言の骨子◆
(1)旧豊田浄水場・貯水池跡地の利活用
(2)歩いて暮らせる新しい公共交通の仕組みづくり
(3)JR郡山駅の東西通路と東口側への商業施設・ホテルの新設
(4)市内堂前を若者が集まるセンターとする
(5)中高一貫校の設立
(6)歩きたくなる街並みづくり
(7)「楽都・郡山」の醸成
(8)夢をカタチにする現代版「開成社」の創設
(9)子どもの遊具を点在させ「遊び場日本一」を目指す
(10)まちづくりの拠点「シビックプライドセンター」設置
(11)子連れでも利用できるコワーキングスペース開設
(12)市内にお試し移住できる簡易宿泊施設の設置

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記者会見する滝田会頭(中央)。右は座長の伊藤副会頭
記者会見する滝田会頭(中央)。右は座長の伊藤副会頭

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