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郡山の廃校に研究拠点 地域と連携、農作物栽培 東京農工大

 東京農工大(本部・東京都府中市)は二〇一九年度にも郡山市西田町の旧根木屋(ねぎや)小の校舎に研究拠点を開設する。近く、市と同大、地元団体が施設使用に関する覚書を交わす。同大は農作物の栽培研究や地元の農家との交流を通し、農林水産業の振興や課題解決につなげる。
 東京農工大によると、旧根木屋小の校舎には複数の教授が研究室を構える。現在、具体的な研究内容について検討を進めているが、薬用植物の栽培や地元と連携した農業活性化などをテーマとした研究を想定している。市や地元農家と協力しながら多様な分野で研究を進めたい考えだ。
 同大と市は二〇一七(平成二十九)年一月に連携協定を締結した。協定には、農林水産業の振興や地域活性化、人材育成、環境保全などで協力することが盛り込まれている。市は「市全体の活性化に効果が出るよう地域と連携しながら研究に協力したい」としている。
 旧根木屋小がある西田町は、加工用の梅「白加賀」や青ばた豆などの栽培が盛んで、市内では、ブランド米「あさか舞」やブランド野菜、ワイン用ブドウの作付け、コイの養殖なども行われている。大学にとって研究素材が豊富な利点がある。
 旧根木屋小を含む西田町の小学校五校は今年三月、義務教育学校「西田学園」の開校に伴い廃校となり、施設の利活用も焦点となっていた。旧根木屋小は鉄筋コンクリート造り。一九九七年に建築され、五校の中で最も築年数が新しい。磐越自動車道郡山東インターチェンジ(IC)に近く、アクセスに優れている。
 県内では復興に向け、複数の大学などが自治体と連携して研究活動に取り組んでいる。このうち、早稲田大は広野町に「ふくしま広野未来創造リサーチセンター」を設け、町の課題解決を目指し研究を進めている。
 県や福島イノベーション・コースト構想推進機構は今年度から、浜通りを新産業の先進地とする福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想を一層進めようと大学と自治体による共同研究を支援する補助制度を設けた。

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東京農工大の研究拠点の設置が予定されている旧根木屋小
東京農工大の研究拠点の設置が予定されている旧根木屋小

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