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福島発モデル(12月4日)

 会津若松市の高校生が九月、人気雑誌のモデルオーディションで頂点に立った。十八歳の愛花[えりか]さんは六千八百十二人から選ばれ、シンデレラガールとなった。「大好きな化粧品に関わりながら、発信力のある女性になりたい」。自らの手で夢をつかんだ。
 モデルの仕事に憧れる若者は多い。無料情報誌「福島美少女図鑑」は女性の魅力を紹介する。編集部(会津若松市)には県内の約百五十人が籍を置く。中高生中心だが、三歳児や五十代もいる。雑誌をはじめ、最近はテレビCM、広報用の動画、新聞などへ活動の範囲を広げる。
 三年前の発足時、編集部には「風紀上の問題はないのか」「子どもたちの学校生活に影響する」の声が寄せられた。モデルの頑張りは次第に応援の輪をつくる。本当の美とは見た目だけではない。内面から湧き上がる。少女たちは健康的な食事、睡眠、さらに模範的な生徒であることを心掛けた。
 「会津美少女図鑑」第二号を十一月末に発行した。地元の女の子が自慢の古里を案内する。新聞に折り込み、読者に届けた。県外の催しでも配布する。地域版の動きは、いわきや郡山にも出ている。彼女たちの笑顔は福島を明るくする。

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