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小高区民と一緒に3年余 エンガワ商店閉店

 南相馬市小高区の仮設商業施設「東町エンガワ商店」は五日、閉店した。東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が帰還困難区域を除いて解除される前の二〇一五(平成二十七)年九月から約三年、区民の暮らしを支えてきた。住民やJR小高駅発の電車を待つ高校生が訪れ、別れを惜しんだ。
 共にマネジャーの常世田(とこよだ)隆さん(59)=千葉県銚子市出身=、門馬裕さん(31)=小高区出身=、スタッフの佐々木祐子さん(28)=同=が、常連客との会話を楽しみながら接客した。最終日に来店した小高産業技術高機械科一年の太田龍河さん(16)=鹿島区=は会計の際「半年間ありがとうございました」と頭を下げた。サッカー部の練習後、電車を待つためよく立ち寄った。「無くなるのは悲しい」とうつむいた。
 この日、南相馬名物のアイスまんじゅうが一個百円で二百個並んだ。店で最も売れた商品だ。一日の販売記録百三十五個を塗り替え、完売した。常世田さんは「南相馬には愛される商品がたくさんある。最後まで魅力を発信し、エンガワ商店を印象づけられたと思う」と目を細めた。
 商業施設としての役割は六日から「小高ストア」に引き継がれる。門馬和夫市長は「解除直後から頑張っていただいた。感謝の気持ちしかない」と語った。

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笑顔で接客する佐々木さん(左)、常世田さん(左から2人目)
笑顔で接客する佐々木さん(左)、常世田さん(左から2人目)

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