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ゲレンデに出掛けよう!(12月16日)

 スキーやスノーボードの愛好者にとって待ち望んだ季節が訪れた。十日に猪苗代町のスキー場が県内で最も早く営業を始め、今週末も各地で増えた。
 本県の冬の観光にとって雪は欠かせない。県とスキー場の関係者は「若い人に素晴らしさを知ってほしい」と勧める。二十歳から二十四歳まで平日のリフト券を無料にしている。十九歳は土日も料金をもらわない。昨シーズン、約五万人が特典を使った。八割は県外で、震災からの復興にもつながる。
 一九七二(昭和四十七)年にアジア初の冬季五輪が札幌で開かれ、人気が広がった。一九八〇年代後半からのバブル経済で拍車がかかる。一九八七年の映画「私をスキーに連れてって」は、時代の雰囲気を映し出した。休日のリフト待ちは、三十分以上が当たり前だった。リフトの運営会社でつくる県索道協会によると昨冬、入場者は百八万人で、全盛期の三割に減った。
 子育てが一段落した年代の「リターンスキーヤー」がここ数年、増えている。冬の体力づくりとして長年続ける年配の人もいる。福島地方気象台は今後三カ月、平年並みの降雪量とみる。さあ、ゲレンデに出掛けて、福島の冬を盛り上げよう。

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