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福島高専3位(アイデア賞) 楢葉で廃炉創造ロボコン

 全国の高専生が製作した廃炉ロボットの性能を競う「第三回廃炉創造ロボコン」は十五日、楢葉町の日本原子力研究開発機構(JAEA)楢葉遠隔技術開発センターで開かれた。福島高専が三位相当のアイデア賞(国立高等専門学校機構理事長賞)に選ばれた。第一回の特別賞を超える過去最高成績を収めた。一位に当たる最優秀賞(文部科学大臣賞)は新潟県長岡市の長岡高専だった。
 競技は、炉心から溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しを想定し、遠隔操作するロボットを駆使し、三・二メートル下にあるデブリに見立てたボールを回収する。
 福島高専は小林由佳さん(20)、古川千尋さん(20)、佐藤銀河さん(20)、大間元さん(20)=いずれも五年=のチームが出場。「はじめてのおつかい号」をパイプ内に通して原子炉圧力容器を模した舞台上に順調に進めた。各チームがパイプを通過できなかったり、ボールを落としたりする中、内蔵カメラの映像を確認しながら子機を使ってボールを回収した。
 制限時間の十分以内にスタート地点に戻れなかったものの会場を大いに盛り上げた。リーダーの小林さんは「さまざまな動きをするロボット製作は困難だった。これまで回収に成功していなかったが、本番でうまくいった」と会心の笑みを浮かべた。同校機械システム工学科の鈴木茂和准教授は「ロボット製作経験のない四人が、よく頑張った」とたたえた。
 文部科学省と全国の高専などでつくる廃止措置人材育成高専等連携協議会の主催。全国の高専十四校とマレーシア工科大から計十六チームが出場した。
 最優秀賞とアイデア賞以外の成績は次の通り。
 ▽優秀賞(知事賞)=呉高専▽技術賞(日本原子力研究開発機構理事長賞)=一関高専▽特別賞・アトックス賞=富山高専▽特別賞・日立GEニュークリア・エナジー賞=小山高専▽特別賞・常磐エンジニアリング賞=奈良高専▽審査員特別賞=神戸市立高専

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アイデア賞に輝いた福島高専の(左から)佐藤さん、小林さん、古川さん、大間さん
アイデア賞に輝いた福島高専の(左から)佐藤さん、小林さん、古川さん、大間さん
出場者は仕切りのある操縦台(左)からロボットを遠隔操作した
出場者は仕切りのある操縦台(左)からロボットを遠隔操作した

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