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大玉の地域おこし協力隊員・佐藤研吾さん 22日まで東京で写真展

 大玉村教委の地域おこし協力隊員で、東京都で建築家としても活動する佐藤研吾さん(29)=横浜市出身、同村在住=は村内の製材所の協力で木製カメラを手作りし、22日まで東京都文京区本駒込のギャラリー「ときの忘れもの」で初の個展を開いている。大玉と東京で撮影した写真を展示しており、佐藤さんは「農村と都会の共生を考えるきっかけにしてほしい」と話している。
 ギャラリーには木製のピンホールカメラ(針穴写真機)6台をはじめ、このカメラで撮影した大玉村の桜や安達太良山、都内墨田区や足立区を走る高速道路、河川敷などのモノクロ写真が並ぶ。
 東京大工学部建築学科を卒業した佐藤さんは東京電力福島第一原発事故をきっかけに村を訪れるようになった。2年前から大学時代の仲間や地元農家と藍の栽培に取り組む。今年6月に協力隊員となり、村内の民俗などを調べている。
 「原発事故に伴う風評をきっかけに、都会と農村の分断が加速しているのでは」と感じるようになった。大玉と東京を往復する中で「共生」というテーマが浮かんだ。「自らの視点で被写体の意味を再構築する道具」としてカメラを選び、国産木材を村内の製材所で形にした。協力隊員の仕事の中で、民具とものづくりの大切さを再発見した経験から、くぎを使わない「仕口(しぐち)」技法を取り入れた。
 ギャラリーには連日、若者らが訪れる。佐藤さんは「都会と農村をつなぐ試みをこれからも続けたい」としている。
 時間は午前11時から午後7時まで。問い合わせは同ギャラリー 電話03(6902)9530へ。

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手作りの木製カメラと写真を展示し、農村と都会の共生を語る佐藤さん
手作りの木製カメラと写真を展示し、農村と都会の共生を語る佐藤さん

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