県内ニュース

主要

  • Check

廃棄物固型化施設が完成 楢葉、3月中旬に本格稼働へ

 東京電力福島第一原発事故で発生した県内の特定廃棄物のうち焼却飛灰や混合灰をセメント固型化する環境省の特定廃棄物固型化処理施設(楢葉町)が完成し、十八日に報道関係者に公開された。一月七日に試験稼働、三月中旬に本格稼働し、一日最大百二十トンを処理する。
 県内の焼却施設で発生した焼却飛灰や混合灰は放射性セシウムが溶け出しやすく、埋め立てにはセメント固型化処理が必要となる。処理施設では、放射性セシウムが一キロ当たり八〇〇〇ベクレル超一〇万ベクレル以下の飛灰などを、セメント系固化材と水を混合させたセメントミルクと混ぜて固型化させ、安全に埋め立て処分できるようにする。固型化物は富岡町の管理型処分場に埋め立てる。
 二〇二三年九月に処理を終え、二〇二四年十一月までに施設の解体撤去、原状復旧を行う。処理量は八万三千トンを予定している。
 施設内にある自動搬送フォークリフトなどは遠隔操作が可能。大部分は無人エリアとなる。大型集じん機や室内の負圧管理により、周辺への粉じんの飛散を防ぐ。
 同省特定廃棄物対策担当参事官室の塚田源一郎室長は「完成に伴い全ての廃棄物を処分場に搬入できるようになり、埋め立て処分システムが完成する」と述べた。固型化処理施設運営協議会長を務める大和田正博町波倉行政区長は「運搬時の交通事故など住民に迷惑の掛からないようにしてほしい」と求めた。

カテゴリー:主要

自動搬送フォークリフト(左)など多くの機械が自動化された施設の内部
自動搬送フォークリフト(左)など多くの機械が自動化された施設の内部

主要

>>一覧