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滝防災公園に慰霊碑建立へ 「藤沼湖」決壊

 須賀川市西部の農業用ダム「藤沼湖」の東日本大震災による決壊で亡くなった住民を追悼する慰霊碑の建設場所が、甚大な被害を受けた滝地区の防災公園に決まった。同市長沼の住民有志でつくる慰霊碑建立実行委員会が九日夜に開いた会合で決めた。
 震災から丸十年となる二〇二一年三月十一日の完成を目指す。会合では、碑文の内容を検討したほか、寄付金の集め方について協議した。
 須賀川市は震災で震度6強の地震に見舞われ、激しい揺れにより藤沼湖の本堤が崩れた。ダム下流の簀ノ子(すのこ)川沿いに濁流が押し寄せ、滝、北町両地区で七人が死亡し、幼児一人が現在も行方不明となっている。二十二戸が全壊、床上浸水は三十二戸、床下浸水は六十九戸に上った。県が二〇一三(平成二十五)年十月にダムの再建工事に着手し、二〇一七年四月に農業用水の供給を再開した。
 実行委は犠牲者の名を石碑に刻み、追悼の場をつくるともに悲劇の風化を防ぐ目的で昨年六月に発足した。

■建立資金に協力を 記録誌に協力者名記載
 実行委は慰霊碑の建立資金の寄付を募る。目標額は五百万円で、広く協力を呼び掛けている。
 記録誌を制作し、協力者の氏名を記載する方針。柏村国博実行委員長(63)は「犠牲者が生きた証しを刻み、災害があったことを後世に伝える礎としたい。悲劇を風化させないためにも、できるだけ多くの方からの支援をお願いしたい」と話している。
 振込口座は「夢みなみ農業協同組合長沼支店 口座番号0027393」。口座名義は「長沼区町内会会計鈴木博雅」。問い合わせは柏村実行委員長 電話090(4556)7473へ。

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慰霊碑の碑文の内容を検討する柏村委員長(左)ら
慰霊碑の碑文の内容を検討する柏村委員長(左)ら

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