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震災で見送った卒業式、新成人迎え実現 いわきの平二小

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が起きた二〇一一(平成二十三)年にいわき市の平二小を巣立った新成人の卒業式は十二日、同校で行われた。震災と原発事故の影響で同校で卒業式ができなかった新成人は、新たな道に向かって力強い一歩を踏み出した。
 四十八人が出席した。平二小の後藤幸一校長が小林遼太郎さん(20)ら各クラスの代表者に改めて卒業証書を手渡し、「立派な姿で校舎に戻ってきてくれてありがとう。たくましく成長し、震災を乗り越えた君たちは大きく飛躍する力を持っている」とあいさつした。学年主任だった佐藤直人教諭らが祝辞を述べた。卒業生を代表して馬目夏子さん(20)が「かつての仲間と再会できてうれしい。思い出を胸に、責任と自覚を持って自分の道を進んでいく」と笑顔でお礼の言葉を述べた。最後は校歌で締めくくった。
 卒業生の渡辺壮さん(20)らが中心となって実行委員会をつくり、同級生や保護者に呼び掛けて実現した。渡辺さんは「成人式を迎える前に、必ず卒業式を行うと友人に話していたので、実現できてうれしい。これからは地域に貢献できる社会人になりたい」と話した。

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後藤校長から卒業証書を受ける小林さん(右)
後藤校長から卒業証書を受ける小林さん(右)

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