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ナシ栽培の情熱受け継ぐ 大熊の故関本信行さんの苗木植樹

 広野町のふたば未来学園高の三年生は二十三日、二〇一七(平成二十九)年八月に亡くなった大熊町のナシ農家の故関本信行さん=享年(55)=の思いを受け継ぎ双葉郡の農業再生に力を尽くそうと、信行さんが育てたナシの苗木を植樹した。

 二〇一七年度の授業「未来創造探究」で、アグリビジネス探究班の生徒は双葉郡の特産について調べた。調査中に千葉県香取市に避難しナシを栽培し続けていた信行さんが亡くなったことを知り、信行さんが育てたナシを使った菓子の製造・販売などに取り組んだ。
 大熊町の特産であるナシを残そうと力を尽くした信行さんの思いを受け継ごうと、生徒が信行さんの家族に苗木の提供を依頼し、植樹が実現した。
 植樹には、探究班の三年生二十二人が参加した。信行さんの妻典子さん(48)から、信行さんのナシ作りへの思いを聞いた後、千葉県から運んだナシの苗木六本を信行さんの父好一さん(84)と共に鉢に植えた。川内村出身の遠藤圭悟さん(18)は「信行さんのナシ栽培への情熱に心を打たれた。自分も古里で農業に取り組み、双葉郡の農業再生の力になりたい」と決意した。
 典子さんは「夫は、たびたび自分にはナシしかないと言っていた。生徒が引き継いで育ててもらえるのはうれしい」と思いを語った。

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生徒と一緒にナシの苗木を植える関本好一さん(左から5人目)
生徒と一緒にナシの苗木を植える関本好一さん(左から5人目)

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