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伊達のおにぎり(2月7日)

 従業員向けの「まかない飯」から人気のおにぎりが生まれた。大粒の鶏モモ肉を甘めのたれで煮る。ご飯を麺つゆで炊いて、具が見えるように包み込む。かむほどに、うま味が広がる。
 伊達市梁川町のまちの駅やながわが活気づく。伊達物産の「肉ゴロッとおにぎり」を目当てに客が集まる。ブランド品「伊達鶏」の製造を手掛ける。全国スーパーマーケット協会のお弁当・お惣菜大賞で、おにぎり部門の最優秀賞に輝いた。一つ一つが手作りで、ラップにくるむだけの包装にした。ご飯がほどけても、握り直せる。
 昨年六月、一日十五個を売り出した。初めは店先に残る日が続く。常連客の励ましもあり、定番メニューに残した。その後、おいしさが口コミで広がる。一個百三十円の値頃感にも魅力がある。審査会に挑戦することにした。見た目がどう評価されるか-。入賞できるかどうかは半信半疑だった。
 千個以上売れる日がある。四月に開館一周年を迎えるまちの駅の知名度も上がった。野菜や加工品の販売にも、いい影響を与える。「名物として定着させたい」。地元産品を加えた弁当をはじめ新たな献立の話も弾む。日本一の逸品が地域を元気にする。

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