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震災の記憶後世へ 双葉で拠点施設起工 2020年7月に開所

 県の「東日本大震災・原子力災害アーカイブ(記録庫)拠点施設」の安全祈願祭と起工式は九日、双葉町中野の現地で行われた。震災と東京電力福島第一原発事故の記憶や教訓を後世に伝え、復興に向け歩む姿を世界に発信する。今月下旬に着工し、東京五輪・パラリンピックが開かれる二〇二〇年七月の開所を目指す。

 県や国、町から約八十人が出席した。安全祈願祭で鈴木正晃副知事、伊沢史朗町長、浜田昌良復興副大臣、吉田栄光県議会議長、岩本久人町議会副議長がくわ入れした。起工式で鈴木副知事は「国内外からいただいた支援への感謝を示し、住民や観光客らが交流できる施設とする」とあいさつ。伊沢町長は「地震、津波、原発事故という世界にも例のない理不尽な複合災害に直面し、今なお闘っている現状を国や世代を超えて共有したい」と述べた。
 津波被災地に建設され、鉄筋コンクリート一部鉄骨造りの三階建て。延べ床面積約五千二百五十六平方メートル、建築面積約三千五百三十六平方メートル。総事業費は約五十億円で、国の交付金などを活用する。
 県は展示する資料の収集を福島大に委託している。昨年末現在、震災前の暮らしが分かる写真や映像、手紙、住民へのインタビュー音声など約十五万九千点を全県から集めた。この施設と接するように復興祈念公園が整備される予定。
 建設予定地の中野地区は避難指示解除準備区域内にあり、町は二〇二〇年春の避難指示解除を目指している。
 福島民報社から芳見弘一専務・編集主幹が出席した。

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アーカイブ拠点施設の完成イメージ図。透明性の高いガラスや温かみのあるデザインにより、来館者が訪れやすい施設を目指す
アーカイブ拠点施設の完成イメージ図。透明性の高いガラスや温かみのあるデザインにより、来館者が訪れやすい施設を目指す

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