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12月「第九」特別演奏会 「ゆめはっと」開館15周年記念

 南相馬市で今年十二月、ベートーベンの「交響曲第九番合唱付」の特別演奏会が開かれる。南相馬市民文化会館「ゆめはっと」開館十五周年を記念し、東日本大震災からの復興の願いを込める。演奏は仙台フィルハーモニー管弦楽団が担う。「第九」が日本で初演奏されてから百一年目となり、新たな歴史を刻む一ページを被災地から全国に発信する。関係者による結団式は十一日午後一時から、ゆめはっとで行われる。福島民報社が協力する。

■南相馬11日結団式 仙台フィル協力、合唱参加者募る

 南相馬市での「第九」演奏会は、ゆめはっとが完成した十五年前、こけら落とし公演として開かれた。仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏で約百八十人が心を一つにして「第九」を歌い上げた。演奏会がきっかけとなり、出演者有志はその後、「ゆめはっと合唱団」を結成した。震災と東京電力福島第一原発事故後で一時、団員も減ったが、被災地を合唱で励まそうと活動を続けてきた。現在の団長は西山典友さん(65)が務めている。
 「第九」は第一次大戦中の一九一八(大正七)年、板東俘虜(ふりょ)収容所(現・徳島県鳴門市)でドイツ兵捕虜によって初演奏された。昨年、百周年を迎え、会津若松市などで盛大に演奏会が開催された。被災地を元気づけるために、南相馬市でも「第九」を再演したいとの思いを強め、団員らが話し合ってきた。仙台フィルハーモニー管弦楽団も趣旨に賛同した。
 特別演奏会は十二月八日、ゆめはっとで開催する予定。ゆめはっと合唱団を中心とした実行委員会を設け、合唱に参加する人を広く募集する。
 十一日の結団式では、音楽監督兼ソリストを務める佐藤淳一さんらが演奏会の内容を説明する。一回目の練習も行う。西山さんは「震災前に開催した公演を再び実現する。多くの人に一緒に第九を歌ってほしい」と呼び掛けている。

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特別演奏会の開催が決まった南相馬市民文化会館の大ホール
特別演奏会の開催が決まった南相馬市民文化会館の大ホール

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