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大玉産米ブランド化 等級、食味で選別水田の土壌改良 村、直売所を新設

大玉村の農家のビニールハウスで青々と育つ水稲の苗。有志が村産米のブランド化を目指す
 大玉村のコメ農家が連携し、村産米の品質を向上させブランド化を目指す取り組みが始まった。直売所で一定以上の等級と食味が保証されたコメのみを販売するほか、質を一層高めるため水田の土壌改良などを重ねる。村は今年度、従来より広い販売コーナーを備えた直売所を新設し、農家の取り組みを支援する。
 村産業振興センター「あだたらの里直売所」の直売会コメ部会に所属する約20人が村産米のブランド化に取り組む。直売所では等級検査と食味値検査で一定以上の基準をクリアしたコシヒカリやひとめぼれを販売する。品質を保証するため玄米も含めて販売期限を設ける。米袋を消費者の目を引くデザインに変えることも検討していく。
 各農家は水田の土壌改良のほか、肥料の改善、消費者の嗜好(しこう)調査などにも取り組む。
 一方、村は現在の直売所の隣接地に、売り場面積を拡大した新たな店舗を整備する方針だ。今年度内の完成を目指す。
 安達太良山の麓に広がる肥沃(ひよく)な大地と豊かな水に恵まれた大玉村。稲作が基幹産業として発展し、平成26年度のコメの作付面積は約950ヘクタール、収穫量は約5400トンに上る。同年度の旧JAみちのく安達への全農畜産物の出荷額約8億6000万円のうち、コメは6割に当たる約5億円を占める。
 コメ部会が村産米のブランド化を目指す背景には日本を含む12カ国が大筋で合意したTPP(環太平洋連携協定)などへの危機感がある。品質の高いコメを生産し、安価な輸入米に対抗する考えだ。直売会の本多保夫会長(63)は「農業を取り巻く厳しい環境を乗り越えるため、コメの質を均一に高め全国にファンを増やしたい」と意欲を見せる。
 押山利一村長は「販売促進に力を入れ、日本一おいしいコメを県内外にPRしていく」と話している。

カテゴリー:2016 大玉村

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