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柔らかく風味が豊か あく抜き不要ワラビ販売へ 4つ目の村特産品に

あく抜きの手間が要らないワラビを手にする星さん
 天栄村湯本地区で行われてきたあく抜きの手間が要らないワラビの栽培が軌道に乗り、今年度から市販される見通しになった。天栄長ねぎ、天栄米、天栄ヤーコンの3大ブランドに次ぐ4つ目の特産品にしたいと、関係者は意欲を燃やしている。
 栽培しているのは湯本地区の2軒の農家。このうち星健夫さん(82)は約1.5アールの畑で育てている。今年は4月20日ごろから収穫を始めた。鮮やかな緑色が特徴で、「ゆでると柔らかく風味が豊かになる」とPRしている。
 村は3年前、耕作放棄地の解消と、新たな特産品開発を目指し、長野県からワラビの苗を取り寄せ、栽培希望者を募った。
 ワラビは一般的に、重曹を使い一晩かけてあく抜きをしないと苦みやえぐみが残ってしまう。あく抜きが不要とされるワラビでも、栽培する土の性質によっては、苦みが抜けないケースがあるとされる。湯本地区の土壌との相性や、まとまった収穫量が見込めるかどうかを確認するため2年間、試験的に栽培した。3年目の今年初めて、味の良いワラビを安定して収穫できるようになった。放射性物質検査で放射性物質濃度に問題がないことが確認されている。
 湯本地区では強い西風で農産物に被害が出ることがあったが、背の低いワラビは風の影響を受けなかった。厳しい自然環境でも育てやすいと分かった。作物自体が軽量であるため、高齢者でも農作業の負担を感じない利点もある。
 村内の道の駅羽鳥湖高原で近く販売が始まる。価格や数量については今後決めるが、見込みでは200グラム入り350円(税込み)となる予定。
 添田勝幸村長は「村内の宿泊施設で提供する名物料理の食材にしたい。生産者がさらに増えてくれればうれしい」と話している。

カテゴリー:2016 天栄村

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