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脳トレでシャキッと生活 学力と自立心育む 川島東北大教授と連携 桑折版指導法を作成

川島教授の著書を手に取る醸芳小の児童
 桑折町は「脳トレ」など独創的な教育論で知られる東北大の川島隆太教授と連携して朝食の大切さや早寝早起きなど規則正しい生活の重要性を子どもたちに伝え、学力向上を目指す活動に乗り出した。今年度は川島教授の協力で児童と生徒、保護者対象の講演会を開くほか、理論を実践している仙台市の学校への教員派遣、保護者向けの懇談会を設け、町ぐるみで次代を担う子どもの「脳力」を鍛える。

 これまでの桑折町の調査で朝食を食べずに登校するなど基本的な生活習慣が崩れかけている子どもが増え始めていることが分かった。町は生活習慣の見直しと学力向上との関連性を調査・研究している川島教授に改善に向けた協力を求め、快諾を得た。
 児童と生徒、保護者向けに、7月に全ての町民を対象に川島教授を招いた講演会を開く。児童と生徒は昨年から川島教授の著作を副読本に活用して正しい生活習慣の大切さに理解を深めており、講演会でさらに深く学んでもらう。
 子どもを指導する教員側の意識向上策では、川島教授の理論を実践している仙台市の小中学校に町内小中学校の教員を派遣する。近く教員が訪れて、授業でどのように指導しているのかや成果を探り、「桑折版」指導法の作成に生かす。
 生活習慣の改善には家庭の協力が不可欠。各小中学校のPTAは連携して食生活や余暇の使い方など子どもたちの生活サイクルをいかに正すかをテーマに懇談会や研修会を繰り広げる予定だ。
 川島教授が勧める朝食メニューに白米、みそ汁、納豆などの豆類がある。「作る人は大変だが、品数は多い方がいい」(川島教授)という。
 町内の建築業小野紀章さん(41)は小学3年の娘の父親。「規則正しい生活を意識するのは自立した大人への第一歩。家庭でもしっかりと娘の成長を支えたい」と取り組みを歓迎している。
 高橋宣博町長は「子どもは地域の宝。自立した心を育み、町の将来を担う大人になってほしい」と期待を込める。川島教授は「一日8時間以上の睡眠やバランスの良い朝食の習慣づけが子どもの学力や体力の向上に必要」としており、継続して町の取り組みを支援する考えだ。

カテゴリー:2016 桑折町

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