五代友厚の特別展好評 7月31日まで会期延長 旧伊達郡役所 文書など資料62点並ぶ

桑折町の旧伊達郡役所で1月5日に開幕した特別展「半田銀山と五代友厚の足跡」が好評を博し、今月8日までだった会期を7月31日に延長した。
4月まで放送されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」で、明治時代に半田銀山を発展させた実業家五代友厚役を、須賀川市出身の俳優ディーン・フジオカさんが好演したことから人気に火が付いた。これまでの入館者は7000人を超え、平成26年度一年間の入館者約4700人を大きく上回っている。
半田銀山は江戸時代に日本三大鉱山の一つに数えられたが、資源枯渇を理由に幕末に閉山した。その後、五代が開発に乗り出し、明治17年に銀産出量日本一を記録した。特別展では鉱石を運ぶトロッコのレールや車輪、五代が福島県に提出した文書など62点を見ることができる。ドラマの主人公となった実業家広岡浅子の生涯を紹介するコーナーなども設けている。
無料。午前9時から午後5時まで。休館は月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)。町、町教委、町文化記念館の主催。問い合わせは町文化記念館 電話024(582)5507へ。
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