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桑折西山城 史跡公園に 町計画 5年かけ堀、土塁復元

5年計画で整備される国指定史跡「桑折西山城跡」
 桑折町が国の認定を受けた歴史的風致維持向上計画に基づいて、平成28年度から取り組む国指定史跡「桑折西山城跡」整備の概要が固まった。5年かけて堀や土塁を復元するほか、観光客用の駐車場を設け史跡公園として一般に公開する。伊達家十四代当主伊達稙宗(たねむね)が築いた古里の古城に光を当て、「歴史のまち桑折」を全国に発信する。

 歴史まちづくり法に基づく桑折町の歴史的風致維持向上計画は桑折西山城跡を含む約566ヘクタールを史跡などを整備する重点区域に設定した。町は現在、人の出入りがほとんどなく荒れた状態となっている堀、土塁をはじめ大手門から本丸を結ぶ大手道を復元する。駐車場と遊歩道を整備するほか、伊達家初代当主朝宗(ともむね)の墓所など町内にある伊達氏関連の史跡について学ぶガイダンス施設も設ける。32年度までに整備を完了し、33年度内の公開を目指す。
 桑折西山城は戦国武将伊達政宗の曽祖父に当たる稙宗が1532年ごろに築城した。陸奥国守護として認められ伊達氏全盛期を築いた稙宗だが、嫡男の晴宗と対立し南奥羽を巻き込んだ戦乱天文の乱が勃発。晴宗が家督を継ぎ、稙宗は隠居した。和解の条件として桑折西山城は廃城となり、伊達氏は本拠を米沢に移した。
 桑折西山城跡は平成2年に国指定史跡となった。

■散策コース設け誘客 町内複数の名所 整備方針

 歴史的風致維持向上計画によって桑折町は町内の複数の名所を整備し、周遊型の散策コースを設けて観光客の呼び込みを目指す。
 計画期間は37年度までの10年間。町は国重要文化財「旧伊達郡役所」周辺で電柱地中化を進め景観を整える。町内に残る古い商家の蔵を改装した桑折御蔵、西根上堰など歴史的建造物を所有者が修理する際には費用の一部を補助する。
 高橋宣博町長は「町内には歴史や伝統が生活文化として息づいている。国や県と連携しながら地域の活性化に取り組み、未来につなげていきたい」と話している。

カテゴリー:2016 桑折町

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