59市町村応援プロジェクト

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「絹の町」に触れるミニ講座 伝統の技術に驚き

斎栄織物の工場で製造過程を見学する参加者
 川俣町で10日に開かれた福島民報社の「ふるさと大好き 59市町村応援プロジェクト」のミニ講座で、参加者は工場見学や講演、織物体験を通して絹の里・川俣の伝統や技術に触れた。
 斎栄織物(川俣町)の斎藤泰行社長は講演で世界一薄い先染めシルク「妖精の羽(フェアリーフェザー)」の特長を紹介した。「髪の毛の6分の1の太さです」と語ると会場がどよめいた。同社の工場で「妖精の羽」を見た伊達市霊山町の臨時職員丹治純子さん(64)は「川俣の最新技術はすごい。世界中に羽ばたいてほしい」と期待した。
 一方で川俣町の主婦高橋長(ひさ)さん(69)は工場で豪快な音を立てて動く織機に熱い視線を送っていた。「生で見られて本当によかった」。亡き母が町内の機織り工場に勤めていた。子育ての傍ら、朝から晩まで働いて家計を支えた。
 工場は母が大変な思いをした場所-。これまでは避けてきたが、自分が元気なうちにどうしても見ておきたかった。工場を出ると「親のありがたさが身にしみた」と静かに語った。
 道の駅川俣にある体験施設「からりこ館」では、手織機を用いて「平織り」に挑戦した。福島市から訪れた吉田孝さん(66)は「代々受け継がれてきた文化に触れられた。絹製品はなじみがないが興味が湧いた」と充実した表情だった。

カテゴリー:2016 川俣町

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