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中荒井の暮らしぶり本に 住民自ら郷土史、伝統文化収集へ 地元の祝言料理再現

編集方針を話し合う作成委員会メンバー
 南会津町の中荒井地区で郷土史や伝統文化を住民自らが記録に残す取り組みが始まった。平成29年度までの2年間で資料を集めて執筆し本にする計画だ。地元の祝言料理も再現し、住民生活のぬくもりが伝わる「中荒井史」を作る。
 「懐かしいなってみんなが思う本がいい」「中荒井駅ができたときの写真は誰か持ってるかな」。郷土史作成委員会を構成する地区の各種団体代表らが集まり、編集方針を話し合った。
 古代から現代までの地区の歴史、年中行事や寺社仏閣などの暮らし文化を軸に、A4判200ページ程度の本を200部作る。各世帯に配布するほか、町や県などに寄贈する。
 盛り込む内容として、中荒井地区に墓所がある江戸中期の僧侶・如活(じょかつ)禅師に関する資料は柱の一つだ。「会津の良寛」とも呼ばれ、今でも「如活さま」と慕われている姿を記す。
 お年寄りの記憶も大切な資料。昭和の半ばまでは自宅で行うことが多かった結婚式の祝言料理を再現してもらい、地域の食文化を写真で残す。作成委員会は近く各家庭に資料や写真の提供を呼び掛ける。
 こうした取り組みの背景には人口減少や高齢化がある。中荒井地区の人口は現在約360人。平成20年に比べ80人ほど減っており、住民は「今のうちに中荒井の歴史を記録しておきたい」と考えた。
 作成委員会の湯田賢太朗会長(73)は「先人たちが築いてきた中荒井を子どもたちに伝えたい」と話している。

カテゴリー:2016 南会津町

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