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中山間地と都市つなぐ 事業展開へ法人設立 来月第1弾

8月のツアーに向け、支援員経験者からアイデアを聞く小林さん(右)
 伊達市の地域おこし支援員を3年間務めた小林誠さん(39)=福島市出身=は任期終了後も市内に残り、中山間地と都市との交流事業を展開する一般社団法人を設立した。活動の第一弾として8月、東京都内の大学生を招き市民とともに農業体験や祭りを楽しむツアーを催す。「縁あって移り住んだ伊達の魅力を全国に発信し、地域の活性化につなげたい」と意欲を見せている。

■定住し魅力発信 元地域おこし支援員 小林誠さん
 小林さんは都内の大学を卒業し、外資系企業に勤務した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後、県内各地でボランティア活動に携わった。未曽有の災害に苦しむ県民に接し、「故郷・福島のため力になりたい」と帰郷した。平成25年7月に伊達市の地域おこし支援員となり、担当する市内保原町富成地区で都市との交流事業などを企画してきた。
 今年5月に任期は終わったが、「まだ十分、住民の役に立てていない。大勢の若者がやって来るにぎやかな地域をつくりたい」と願った。伊達市で暮らす覚悟を決め、一般社団法人「つむぐるカンパニー」を設立した。名前には「人と人の絆を紡ぐ」という思いを込めた。今後は富成地区から市内全域に活動の場所を広げる。
 8月のツアーは市の委託事業として実施する。早稲田、法政、青山学院など9つの大学から学生約20人が参加。8日から3日間の日程で、市内霊山町などで夏野菜の収穫を体験する。市内梁川町の夏祭りにも参加し、住民と交流を深める。学生が市の将来について意見を交わすワークショップも開く。将来的には、都会の学生が中学生に学習を指導する「放課後寺子屋」なども開催していく考えだ。
 伊達市は平成18年に5町が合併して誕生し、10年が経過した。人口減少や少子高齢化といった課題を抱える地域で奮闘する小林さんについて、仁志田昇司市長は「市民と一丸となって、古里を活気づける活動を続けていってほしい」と期待している。

カテゴリー:2016 伊達市

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