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「紋付祭り」移住呼び込む 10月体験ツアー 岩代

紋付祭りの見どころを若連OBに聞く武藤さん
 二本松市地域おこし協力隊の武藤琴美さん(27)は市内岩代地域の伝統行事「小浜の紋付(もんつき)祭り」を宿泊しながら見学するツアーを10月に開催し、古里の魅力を発信する。地方での暮らしを考えている若い女性を中心に参加を募り、将来的な移住につなげる。

 武藤さんは二本松市出身。埼玉県で放課後児童クラブの職員をしていた。故郷のために働きたいという思いが強くなり、平成26年10月に地域おこし協力隊員になった。
 昨年、紋付祭りを初めて見学。厳しい上下関係の中、紋付き羽織はかま姿で統率の取れた4町の若連衆がきびきびと動く姿や、祭りを大切に思い裏方に励む住民の姿があった。200年以上の歴史が現代に受け継がれていることに胸を打たれた。
 紋付祭りに参加しながら土地柄を知ってもらい、移住につなげたいとの思いが強くなった。伝統の奥深さに触れ、岩代の風土と文化を体験するツアーを思い立った。
 10月8日から10日までの期間に合わせ、2泊3日で開催する。9日の本祭りを見学し、太鼓台を実際にひく。若連OBにも会い、伝統を守ろうと熱い思いを持って取り組む姿を知ってもらう。地元の農家などに宿泊し、家庭菜園での作業などを通じて山村の生活を体験する。武藤さんらの案内で地元の農産物を扱う道の駅さくらの郷を見学。名目津温泉、杉沢の大杉なども巡る。
 参加者は東京で定期的に開催されている新農業人フェアや、移住交流サイト、全国の地域おこし協力隊員を通じて募る。
 武藤さんは住民と協力して準備を進めている。若連として20年以上祭りに携わったOBを招き、見学のポイントを話し合った。「ツアーを通じて紋付祭りをはじめ岩代の良さや温かい住民の人柄を知ってほしい」と意気込んでいる。

※小浜の紋付祭り 江戸時代の天明の飢饉(ききん)からの復興を願い、旧二本松藩主・丹羽家に御神輿渡御(とぎょ)の許しを得て寛政元(1789)年に始まった。本祭りに若連、氏子全員が紋付き羽織はかまの正装をすることが名前の由来となった。

カテゴリー:2016 二本松市

紋付き羽織はかま姿で氏子衆が練り歩く紋付祭り=昨年10月

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