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桑の葉パウダー 全工程自社で 東和ふるさとづくり協 定住促進に期待

パウダーに加工する機械を紹介する武藤理事長。平成29年夏から全工程を自社で行う
 二本松市のNPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会は平成29年夏、同市東和地域の遊休農地で収穫した桑の葉のパウダー生産を全て自社で行うようにする。新規就農者らを雇用するなど農家の収入増を図り、東和地域への移住者、新規就農者を増やしていく考えだ。

 桑の葉を洗い、蒸し器にかけてもみ、乾燥させ「荒茶」をつくるまでの1次加工ラインを新たに自社で確立させる。農閑期を中心に新規就農者に従事してもらう。従来は宮城県の業者に委託しており、パウダーにする工程のみを自社でしていた。
 加工施設として市内の旧上太田小を活用する。現在はパウダー加工工程で校舎1階の一室を活用しているが、29年夏から1次加工からパウダー加工までの全工程を校舎1階の大部分と体育館で実施する。
 桑の葉の輸送費、加工費などの経費が削減できる。現在の価格50グラム900円(税込み)からの値下げも検討している。
 平成17年の協議会設立後、協議会を通じて東和地域に移住して新規就農したのは約30人となっている。協議会は新規就農者の雇用創出、収入増を図り30年までに新規就農者を40人にまで増やしていきたいとしている。
 24年と25年にわたり桑畑を除染し、1万4600本の桑を新たに植え直した。以降に収穫した桑の葉の放射性物質は検出下限値未満となっている。25年以降、桑の葉の生産量は年間7トン前後だが、協議会は需要を見極め年間10トン以上にまで増やしていく考えだ。
 パウダーは桑の葉の有効成分が血糖値の急激な上昇を抑えるとされる点などが注目され、協議会の看板商品の一つとなっている。武藤一夫(いちお)理事長(64)は「東和地域の資源を活用し、一層魅力ある里山づくりをしていきたい」と意気込んでいる。

カテゴリー:2016 二本松市

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