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吉田博士の功績 世界に発信 10月に世界がん会議日本開催50周年記念行事 横浜

 国際対がん連合(UICC)日本委員会は10月22日に世界がん会議の日本開催50周年記念行事を横浜市で開催し、浅川町出身でがん研究の先駆者吉田富三博士の功績を世界に発信する。記念行事では吉田博士に関する講演会などを開く。同時に浅川町の吉田富三記念館は会議の資料などを展示する特別企画を実施する。

■シンポや祝賀会
 世界がん会議は4年ごとに各国で開かれている。昭和41(1966)年に東京で開催された際は、吉田博士が日本委員長を務めて議論を主導し、7日間の会議を成功させた。60カ国以上から4000人以上の研究者が集まった。日本の研究者が「がんは治療できる」という意識を高め、研究発展につながったという。
 記念行事は小学生のがん教育や国際的な対がん運動に関するシンポジウムと祝賀会で構成される。日本や各国のがん研究者ら約100人を招く。世界がん会議の様子をまとめた記録映画を上映する他、吉田博士に師事した菅野晴夫がん研究会顧問が当時の様子や博士の思い出などを講演する。
 吉田富三記念館の特別企画は記念行事の前後にUICC日本委員会から資料を借りて実施する予定。会議の写真や書籍など数10点を並べる。その後の常設展示も検討している。
 吉田博士は明治36(1903)年に浅川村(現浅川町)に生まれた。昭和7(1932)年に世界初の人工肝臓がんの生成に成功、18年には移植可能ながん細胞「吉田肉腫」を発見した。48年に肺がんのため70歳で死去した。
 UICCの北川知行日本委員長は「吉田博士の偉大な功績を知らせる場になる。ぜひ成功させたい」と話す。祝賀会などに出席する吉田富三記念館の内田宗寿名誉館長は「吉田博士を改めて顕彰するきっかけになればうれしい」と期待している。

カテゴリー:2016 浅川町

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