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武道の心剣士に伝授 90歳山本さん、自費で剣道場

真剣な表情で子どもたちを指導する山本さん(左)
 「竹刀は真っすぐ持ちなさい」。背筋がピンと伸びた山本隆夫さん(90)の激しいげきが飛ぶ。山本さんは昭和57年、西会津町の自宅脇に剣道場「錬心館(れんしんかん)」を自費で建設した。以来、小中学生約300人を送り出し、武道の心を伝え続けている。
 山本さんは大正14年、喜多方市熱塩加納町で生まれた。父の影響で小学4年時に剣道を始めた。電電公社(現NTT)に勤務する傍ら稽古に励み、昭和51年に教士七段を取得した。
 剣道の美しさは基本動作にあり-。自身の信念から、子どものうちからしっかりと基礎を学んでほしいと願うようになった。電電公社の退職金で道場を開いたが、生徒2人から始まった。しかし、丁寧な指導が評判を呼び、最大約100人まで増えた。全国大会に出場する剣士も生まれた。
 現在も約10人が週3回、道場に通う。「剣道を愛する子どもたちのために、生涯現役を貫きたい」。柔和な笑顔で誓った。

カテゴリー:2016 西会津町

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