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いにしえの活気今に 会津中街道交流実行委員長 佐藤淳一さん

会津中街道にある杉の沢一里塚(後方)を紹介する佐藤さん。右奥に進むと栃木県に至る
 会津中街道交流実行委員長の佐藤淳一さん(62)=下郷町=は、会津地方と栃木県を結ぶ「会津中街道」に光を当てようと活動に取り組んでいる。「歴史に埋もれた街道を地域おこしに役立てる」と意気込む。街道を整備し、再び人を呼ぶには行政や各種団体の後押しも要る。周囲の理解を得て「街道を現代によみがえらせたい」と夢を描く。
 会津中街道に関心を持ったのは十数年前。当時は調査がほとんど進んでいなかった。町内にある杉の沢一里塚をはじめ、終点の栃木県まで足を延ばして全ての一里塚を調べ、距離を計測した。関連資料の収集も進め、知れば知るほど魅力的に感じ、調査に没頭した。
 平成20年に仲間で会津中街道交流会を発足させた。今年7月には下郷町や栃木県の文化団体、観光団体などに声を掛けて会津中街道交流実行委員会に広げた。初の主催行事として今月5日に県境をまたいだ11キロの街道トレッキングとワークショップを実施した。今後もイベントを続ける考えだ。
 ただ、現在残っている街道の県境部分には登山道のような険しい地点や破損した橋がある。広く参加を呼び掛けるイベントには安全面を考慮すると向いていない。街道の再整備のために検討しているのが文化庁の「歴史の道100選」への選定だ。知名度が高まれば、行政や各種団体の支援を得やすい。選定を目指してさらに詳細な調査を進める。
 街道から人影が消えて100年以上になる。「研究や地域おこしイベントで交流を復活させ、歴史ロマンあふれる街道の魅力をより多くの人に知ってもらいたい」。夢は膨らむばかりだ。

カテゴリー:2016 下郷町

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