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自然感じ肌つやつや 天然炭酸温泉入浴ルポ

せせらぎ荘の左側は「大黒湯」、右側は玉梨温泉を楽しめる浴槽
 奥会津の金山町は全国でも珍しい天然炭酸温泉が点在する。県外からも多くの観光客が訪れる人気スポットの1つだ。雄大な只見川と清流・野尻川沿いを彩る紅葉は鮮やかに色づき、今が見頃。眼下に広がる大自然を肌で感じながらタオルを片手に各地を巡った。(本社社会部・柳沼郁)

■爽快なシュワシュワ感
 最初に向かったのは今年9月下旬にリニューアルオープンしたばかりの町温泉保養施設「せせらぎ荘」。JR只見線の会津川口駅から400号国道を野尻川沿いに南下すると、玉梨温泉街にたどり着いた。川を渡ると左手に真新しい建物が見えた。
 のれんをくぐって脱衣場に入って驚いた。「39・9℃」-。室内に表示された炭酸温泉(大黒湯)の温度計は40度近くを示していた。炭酸温泉は加温しない場合、36度前後が多いとされる。「やや高めの湯温がうちの売りです」というスタッフの案内は本当だった。
 浴槽にゆっくりと肩まで漬かると、全身が1ミリ程度の細かい気泡に覆われた。「このシュワシュワ感がたまらないんだよ」。隣にいた町内の常連客は気持ち良さそうにうなずき、「地域の宝」を自慢げに紹介した。
 大黒湯の脇にある浴槽は玉梨温泉の源泉を引いている。2種類の泉質を楽しめるのも、せせらぎ荘の魅力だ。
 続いて大塩温泉共同浴場に向かった。400号国道を北上し、252号国道を只見町方面に車を走らせ、20分ほどで到着した。
 こちらも昨年8月にリニューアルし、きれいな外観が特徴的だ。施設は無人。入り口そばの階段を下りた先にある受付箱に300円以上の「協力金」を払って入浴する仕組みだった。
 ポケットにあった100円玉を4枚投入した。脱衣所を経て浴槽に通じる扉を開けると褐色の内湯の先に只見川が見えた。川辺の岩肌には色づいた木々がそびえ、奥会津を象徴するかのような風景が出迎えてくれた。露天風呂もあり、つい長湯した。
 体が芯から温まって畳敷きの休憩場でくつろいでいると、常連客とみられる高齢女性2人組が談笑しながら帰っていった。肌はつやつやだった。炭酸温泉は「美肌の湯」とも表現される。2人の表情を見ていると「確かに」と納得した。

【せせらぎ荘】
▼住所=金山町玉梨字新板2049の1
▼営業時間=午前9時~午後9時
▼料金=町民300円、町外の利用者500円
▼問い合わせ=電話0241(54)2830

【大塩温泉共同浴場】
▼住所=金山町大塩字休場3103の1
▼営業時間=午前7時30分~午後9時(11月から3月までは午前8時30分~午後8時)
▼料金=入浴1回につき300円以上
▼問い合わせ=電話0241(56)4181

カテゴリー:2016 金山町

雄大な只見川が一望できる大塩温泉共同浴場

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