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復興学べるツアー実施 今年度から町 防災緑地や学校巡る

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を目指す広野町は、今年度から「復興国際スタディーツーリズム事業」に取り組む。町内の震災被害や原子力災害、復興状況などを学べる場所を巡るツアーを実施し、県内外から多くの人を招き入れる。町は事業により交流人口の拡大や地域活性化につなげたい考えだ。

 広野町はこれまで、県内外の行政機関や議会、民間企業、大学などの視察を受け入れてきた。しかし、町内の滞在時間は短く、町の現状や経験を十分に伝えることができなかった。復興国際スタディーツーリズム事業として体系化、組織化することで質を向上させ、学習効果を高める。
 町は今後、全国の自治体や首都圏在住者に対するアンケートなどの基礎調査を行い、結果をツアーのプログラムに反映させる。防災緑地や広野みらいオフィスなど町が進める駅東側開発整備事業用地、商業施設ひろのてらす、ふたば未来学園高などを巡るコースを想定している。今年度中に第1回のツアーを開催し、来年度から本格的に実施する方針。
 ツアーに合わせて原子力災害からの復興や防災教育などをテーマとしたシンポジウムを開催することを検討する。東京五輪に向けて平成30年に一部が再開する予定のJヴィレッジとの連携も視野に入れる。
 町はツアー客を受け入れることで、参加者の中から新たな町民として移り住む人が出てくることを期待する。町内の宿泊や飲食、小売りなどの業者に対する経済面での波及効果も見込んでいる。
 遠藤智町長は「町にとって交流人口の拡大は地域活性化に不可欠。万全の受け入れ態勢を整えたい」と話している。

カテゴリー:2016 広野町

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