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パリでの経験伝えたい 向山さん夫妻 音楽事務所を設立

パリでの経験を古里で伝える決意をする向山さん(左)。右は妻の榊原さん
 フランス・パリで音楽活動を25年間展開してきたピアニスト向山良作さん(52)は、妻でチェリストの榊原彩さん(47)と共に、出身地の郡山市に拠点を移し、音楽事務所「音楽工房あんだんて」を設立した。パリで学んだ音楽に向かう姿勢を古里で伝えたいと意気込む。
 向山さんはピアノ教室を開いていた伯母に3歳の頃からピアノを習った。上智大外国語学部時代、パリに語学留学したのをきっかけに、クラシックピアノを学び直す決意をした。平成2年にパリの名門音楽学校「エコール・ノルマル音楽院」に入学し、9年間、ピアノ科などに在籍。卒業後はピアノ講師の仕事や演奏活動に取り組んだ。数多くコンサートに出掛け、さまざまな演奏家と出会った。京都府出身の榊原さんもその一人で、一緒に演奏活動をするうちに結婚した。
 パリでは、表現者として音楽に向かう姿勢を学んだ。東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の発生以降、古里を強く意識し、学んだことを還元したいと思うようになった。
 27年9月に夫婦で郡山市に移り、今年6月に事務所を自宅に開設した。コンサートの企画や演奏者派遣、CDの録音、音楽指導などを展開する計画だ。「クラシック音楽は決して難しくない。広く、深い魅力を知ってほしい」と願う。事務所の名前の由来は音楽用語の「アンダンテ」。その意味は「歩く速さで」。「自分たちのリズムで、焦らず、着実に前に進む」と誓っている。

カテゴリー:2016 郡山市

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