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第二の故郷に恩返し サッカー女子国際主審 今泉奈美さん(宮城出身) 専門学校で教壇に 人脈生かし特別授業

郡山情報ビジネス公務員専門学校で教壇に立つ今泉さん
 「審判員としての自分を育ててくれた"第二の故郷"福島に恩返しがしたい」。郡山市の郡山情報ビジネス公務員専門学校(JO-BI)講師の今泉奈美さん(38)=旧姓・佐藤=はサッカー女子国際主審の経験を生かし、学生のキャリアアップや留学生の生活をサポートしている。
 今泉さんは宮城県東松島市出身。新潟県の専門学校在学時にヨーロッパで目にした女性審判のきびきびした姿にあこがれ、自らも審判を目指した。Jヴィレッジ入社翌年の平成12年に二級審判の資格を取得。広い視野と的確なジャッジが評価され、19年に国際サッカー連盟の女子国際主審に選ばれた。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が発生した23年、夫の守正さん(56)が当時コーチを務めていたJFAアカデミー福島が活動拠点を静岡県に移転した際、福島を離れた。東松島の実家が震災の津波で全壊する逆境にも負けず、その後も、なでしこリーグや国内外での国際大会で笛を吹いた。
 母校の専門学校の系列校に当たるJO-BIには、今年4月から勤務。サッカーを通じて築いてきた人脈を元に、Jリーグや日本オリンピック委員会などの関係者を招いた特別授業を実現してきた。自らも女子審判の道を切り開いてきた経験を踏まえ、夢を持つことの大切さを学生に訴えている。
 国際審判として身に付けた流ちょうな英語で留学生に気さくに話し掛け、病院に連れて行くなど学内外での生活を支えている。
 国際主審は1年ごとの更新が必要で、女子は国内に3人しかいない。10年目を迎えた今泉さんは「温かい人が多い福島で長年審判を務めることができてよかった」と笑顔で振り返る。JO-BI副校長の増子卓矢さん(42)は「今泉さんのさまざまな経験を今後も学生に伝えてほしい」と期待を込めた。

カテゴリー:2016 郡山市

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