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若手農家、復興後押し ノーカーズが首都圏で野菜やコメ直売

三鷹市で振る舞うコメの準備をする佐久間さん
 矢吹町の若手農家でつくる「やぶきぐるぐるNowker's(ノーカーズ)」は首都圏で農産物の販売などを通じて、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に一役買おうと活動している。副会長の佐久間義克さん(36)は「福島の現状を理解し、応援しようと購入してくれる人が徐々に増えている」と手応えを感じ取っている。

 ノーカーズは農家の交流を目的に、平成24年に発足した。約15人が所属し、年に10回程度、首都圏で町内産の野菜やコメなどを直売している。
 佐久間さんは約9年前、いわき市の会社を退職し、古里に戻り就農した。現在は田んぼと畑を合わせて約20ヘクタールでコメ、キュウリを生産している。ノーカーズは12月23日に町の姉妹都市・東京都三鷹市で開かれるイベント「Mマルシェ」に参加し、町産米のおにぎりなどを振る舞う。佐久間さんは来場者に試供品で配ったり、おにぎりに使ったりするコメの準備に励んでいる。
 農産物の直売以外にも多彩な取り組みを繰り広げている。今年1月には埼玉県和光市で開かれたご当地鍋日本一を決める「ニッポン全国鍋グランプリ」に参加。ノーカーズは試行錯誤を繰り返して完成させた「酒粕チャウダー」を出品した。酒かすをクラムチャウダー風に仕立て、地元野菜や鶏肉を煮込み、トマトをトッピングした鍋で審査委員特別賞を受けた。来年も参加するため、今年の鍋を改良して新たに出品しようとメンバーが1月のグランプリに向けて知恵を絞っている。
 佐久間さんは「震災と原発事故の影響で苦境を強いられた時期もあったが、ノーカーズの取り組みを通じて、矢吹の農産物の魅力を広めたい」と夢を描いている。

カテゴリー:2016 矢吹町

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